「タイトルってそこまで重要ではないんじゃないの?」
なんて思っている方もいると思いますが、タイトルの付け方を間違えると、せっかく狙ったキーワードで上位表示が取れても、そこからページを開いてもらえずアクセスを取りこぼすことになります。
今回の記事では、今さら聞けない記事タイトルが重要な理由や実際にタイトルを考える際に意識したいポイントを解説します。
最初は難しいと感じるかと思いますが、コツやポイントを押さえると簡単にタイトルを付けられますので、この記事を読んで、魅力的なタイトルをつけて記事を書き始めましょう。
今回の内容
記事タイトルが重要な理由

検索している人は、検索結果に出た数々の記事のタイトルを見て、その記事を読むかどうかを判断します。
そのため記事タイトルをパッとみただけで何が書かれているかわかることが重要です。
「あなたが読みたい内容はここにあります!」
とタイトルで読者にアピールしなければなりません。
そのために記事タイトルには以下の2つの要素を詰め込んでみましょう。
- タイトルを見ただけで記事の内容が分かる
- 自分の記事を読んでもらうためのインパクト
では、もう少し掘り下げて記事タイトルを考えるコツや手順を説明していきます。
記事タイトルを決めるときの3つの鉄則
さて、タイトルを決めるときに絶対に意識すべき4つの鉄則をお伝えします。。
それが以下の4つです。
- 記事の内容とタイトルを一致させる
- 検索されるキーワードをタイトルに入れる
- 「32字前後」でタイトルを決める
1.記事の内容とタイトルを一致させる
記事の内容とタイトルが一致していないと、「私が読みたいのはこの内容じゃない!」とすぐに読者は他のサイトに移ってしまいます。
記事内容に関係のないタイトルを付けないようにしてください。
例えば、「【新宿駅南口限定】おしゃれな穴場カフェ5選を紹介」
なんて記事タイトルに決めたにもかかわらず、「東口のカフェ」を紹介したり、「誰もが知っているチェーン店」を書いたり、「3選」しか紹介しなかったりするとそれはタイトルと内容の不一致で検索エンジンからも検索者からも評価が下がってしまいます。
タイトルは後から変更できるので、
きちんと内容に合わせてタイトルを決める、タイトルに合わせて内容を書く
ということを徹底しましょう。
2.検索されるキーワードをタイトルに入れる
記事を書く前にどんなキーワードで上位表示を狙うという「キーワード選定」を行なっていると思います。
その選定したキーワード(検索されて欲しいワード)をタイトルに必ず入れましょう。
読者は「記事タイトルに自分の検索キーワードが入っているかどうか」で、読むかどうかを判断しますし、検索エンジンも検索されたキーワードとそのキーワードが含まれているタイトルを優先的に上位表示させます。
キーワードを入れることで、読者に「自分の求めている情報が記事の中にある」と思ってもらえます。
ただし、キーワードの入れすぎは逆効果です。キーワードを並べすぎ、意味不明の日本語にならないように注意しましょう。
キーワード選定 「新宿 カフェ おしゃれ 南口」の場合
- 新宿でおしゃれで穴場なカフェを5選紹介!(× 南口というキーワード漏れ)
- 新宿のカフェでおしゃれな雰囲気を持つ(穴場)お店を紹介!南口だけでなく東口も!(× キーワードの詰めすぎ・不自然な日本語・読みづらい)
3.「32字前後」でタイトルを決める
まずは以下の画像をご覧ください。

Googleで「新宿 カフェ おしゃれ 南口」と検索したときに、表示されるタイトルは「全角で28字」(半角は2文字で1字扱い)となっております。
28字を超えたタイトルは「…」と書かれ、それ以上は表示されないようになっています。
GoogleとYahooを比較してみても、その表示される文字数は若干差があるのですが、32字前後でタイトルを決めることをオススメします。
スマホで検索するのか、パソコンで検索するのか、それだけでも表示される文字数は変わってきます。
- スマホで表示されるタイトルは43文字まで
- SNSは40文字まで
- パソコンでは33文字まで
どの検索エンジン、どの検索手段(PCなのかスマホなのか)で検索されても表示されるためには32字前後が最適です。
思わずクリックしたくなるようなタイトルを作るには?
SEOを意識したタイトルの付け方の鉄則を解説していきました。
ここからは、「思わずクリックしたくなるようなタイトル」について解説していきます。
基本に忠実になることはとても大事ですが、そこからの差別化を図るために大切な2つのポイントをお伝えします。
検索者の悩みを代弁できるように意識する
ただただ、キーワードを並べた機械的なタイトルだと、ありきたりの言葉だけを並べてしまったり、本当にその情報を欲しい人に届けられないということもあります。
そこでもっと魅力的でクリックしたくなるようなタイトルを考えるには、
「検索者の悩みを代弁できるように意識する」ことです。
例えば下の画像を見てください。

これは「英語 勉強法 社会人」と検索したときの検索結果です。
このとき普通のタイトルの付け方だと。
「社会人必見!英語を上達させるための勉強法とオススメのスマホアプリ」
もちろん、これだとSEOは意識していますが、検索者に寄り添ったタイトルにはなっていません。
検索結果を見たらわかるように
- 「忙しい」社会人
- 「スキマ時間」で勉強したい社会人
- 「時間のない」社会人
といったように、社会人の特性を理解した上でのタイトル付ができています。
これは即ち、「忙しい」「時間のない」社会人の悩みを代弁していますよね?
もっとニッチな攻めで言えば、
- 急に海外転勤を言い渡された社会人
- 毎月英語で海外と会議がある社会人
- 海外営業の部署に異動になった社会人
などなど、属性は様々です。
「誰に届けたいのか」という設定ができていれば、自然と検索者の悩みを理解しその人に響くタイトルをつけることができますよ。
キャッチー(魅力的な)ワードを意識する
このキャッチーな・魅力的なワードは慣れでもあり、訓練する必要があります。
そんな魅力的なワードを生み出すコツとして、
- 実際に自分が検索したときに惹かれたキーワード
- 何気ない広告を目にしたときに興味が湧いてしまった言葉
- 商品購入(Amazonなど)の際に数ある商品の中から決め手となった言葉
こういう意識を普段の生活に向けてみると湧いてきます。
- 手軽さ (誰でもできる、初心者の私でも)
- 短期間 (一日たった○分で、たった○数週間で)
- 具体的数字 (-○kgまで減少、月○万円稼げた)
こういったワードもタイトルに入れるとクリックされやすくなりますね!
先程の社会人の英語の例で言っても「スキマ時間で」というワードは手軽さをアピールできますね!
嘘を書くのは絶対にダメですし、「使い古された感がある」「みんなが言っている」ようなワードはかえって逆効果な時もあります。
臨場感であり、実体験をもとに「自分だけの言葉」で言い表せると差別化ができます。
まとめ
今回は意外と軽視されがちなタイトルの付け方・決定の仕方についてまとめてみました。
SEOだけを意識せず、検索者に寄り添うタイトル、悩みを代弁してあげるタイトルをつけることによって、アクセスの取りこぼしがなく効果的にサイトの評価をあげることができます。
ぜひ何度も復習して自分のものにしていってください。
最後までご覧いただきありがとうございました。