記事を書いていく中で初心者がつまづくポイントの一つである「キーワード選定」
書いた記事がなかなか上位表示に来ないということはブログの性質として始めは仕方がないことなのですが、最初の段階でキーワード選定につまづいてしまうと、後から上位表示できるであろう記事も時間が経っても上位表示できないという事態が発生してしまいます。
ブログ立ち上げ段階で僕がおすすめしたい戦略として、
「3語以上の関連キーワード」を使って上位表示を狙うことです。
- 記事を書いても書いてもなかなか上位表示ができない
- 戦略的にキーワード選定を極めて自社サイトに人を集めたい
- ライバル不在の市場の見つけ方を知りたい
そんなお悩みを持っている方に向けて、具体的に解説していきます。
今回の内容
検索からアクセスを伸ばすため知っておくべきこと

Googleなどの検索エンジンを経由して自分のサイトにアクセスを集める方法は主に2つです。
- 検索需要の大きな(よく検索される)キーワードを狙う
- 選んだキーワードで上位表示を狙う
この2点が重要ですが、「検索需要のあるキーワードで上位表示させれば、結果としてアクセスも集まる」ということになります。
逆を言えば、選んだキーワードの検索需要が無ければアクセスは集まりにくいということになります。
そこでもう少し掘り下げて、「検索からアクセスを伸ばすために知っておくべき2つの事実」を解説していきます。
1.書いた記事を上位表示させればアクセスは集まりやすい
自分が狙っているキーワードで上位表示が取れるようになれば、その分サイトへのアクセスを集めやすくなります。
そこで自分の記事を上位表示させるためには
- ライバルよりも質の高い記事を書く
- ライバル不在のキーワードを狙う
大まかにこの2つになります。
具体的にどういう戦略をとり、質の高い記事や差別化を図った記事を書きライバルに勝つか
あるいは
ライバルがいない市場を見つけて勝負するか
基本はこのどちらか取ることになります。
ただし、前者の場合少し注意点が必要なので、その点も解説していきます。
2.検索エンジンからの評価が低い
大手のニュースメディアや企業が所有しているドメインで運営されているサイトに対して、個人が運営しているブログは権威性や信頼性が認められず、競合した時に勝ち目は非常に小さくなります。
例えば、以下の画像もご覧ください。

これはスターバックスのサイトの強さ・評価を数値化したものです。
UR・DRが高ければ高いほどそのサイトの検索エンジンからの評価は高いです。
立ち上げたばかりのサイトであればもちろん、UR・DRは0ですし、このスタバの数値は何年かけても追いつける数値ではありません(高くてもUR・DR30前後)
特にブログを立ち上げて間もない頃は、
Googleからブログの存在もちゃんと認識されておらず、ドメインとしての評価も低い(評価がない)状況もあり、更に上位表示が難しくなるわけですね。
だから「ライバルがいる」時点で、どれだけライバル記事よりも良い記事を書いても、上位表示させるまでにかなりの時間を要する可能性があるのと、個人ブログである時点で「いかにライバルと勝負しないか」を考える必要があるわけです。
なので、初めの段階は「ライバルが弱い(いない)キーワード」を見つけて、その市場で確実に上位表示をさせることです。
「3語以上の関連キーワード」を積極的に選定する

ブログ立ち上げ時期≒まだ検索エンジンからの評価が低いとき、
大手メディアと競合ということを前提で、「3語以上の関連キーワードを狙う」という戦略はかなり有効な手段と言えます。
その理由は、
- 競合するライバルサイトが圧倒的に少なくなる
- 検索意図が明確になり書くべき内容がわかりやすくなる
- 単一キーワードよりもアクセスが集めやすい
となります。順番に説明していきます。
1.ライバルサイトが圧倒的に少なくなる
単一キーワードよりも2語の関連キーワードの方が、2語よりも3語の関連キーワードの方が、競合するライバルサイトの数も少なくなる可能性が上がります。
実際の店舗に例えてみるとその意味がわかるのですが、
- 中華料理 → ライバル店が多い
- 中華料理の中の四川料理専門店 → ライバルはやや少なくなる
- 中華料理の中の四川料理の中の麻婆豆腐専門店 → ライバルは少ない
このように絞っていくことによって、ライバルたちも少なくなっていき、戦える市場となります。
他にも実例を紹介すると、「新宿 カフェ おしゃれ」と検索したときに、そのキーワードが含まれているタイトルを見ると、合計で「804件」あるのに対し、

「新宿 カフェ おしゃれ 南口」と関連キーワードをもう一つ増やすことによって、そのキーワードを含むタイトルのサイトは「5件」と一気に少なくなりましたね。

2.検索意図が明確になり書くべき内容がわかりやすくなる
より多くの関連キーワードで検索する人は、少ないキーワードで検索する人よりも、解決したい悩み・疑問がより明確であると言えます。
- 1語:新宿
- 2語:新宿 カフェ
- 3語:新宿 カフェ おしゃれ
- 4語:新宿 カフェ おしゃれ 南口
と、関連キーワードが多くなるにつれて、検索者がそのキーワードで検索した理由、つまり検索意図も具体的になってきます。
検索意図が具体的になると、記事においてどんなことを書けばいいのかも自ずと明確になります。
検索ユーザーにとって満足度の高い記事を書くためには、その記事で満たす検索意図を明確にすることが第一です。検索意図を具体的に想定するには、関連キーワードを意識するのがベストです。
3.単一キーワードよりもアクセスが集めやすい
関連キーワードを狙ったことによって、単一キーワード(もしくは関連キーワードが少なくても)よりもアクセスが集まることがあります。
以下の画像は、先程の新宿のカフェに関する月間平均検索ボリューム(需要)になります。

この画像だけをこれだけ見ると「新宿 カフェ」が最も検索されているので、「修学旅行 カフェ」上位表示できたら最もアクセスが集まると思われるかもしれません。
確かに集められることは確かですが、「新宿 カフェ」キーワードで検索する人が1〜10万人いたとしても、1〜10万人全員が同じ情報を求めていることにはなりません。
「新宿 カフェ」と検索する人は
- 新宿にある静かなカフェを探している
- 新宿で穴場だけどおしゃれなカフェを探している
- 新宿の南口にwifiがあるカフェを探している
- 新宿駅構内でコンセントがあるカフェを探している
- 新宿で商談に使えそうな人気の少ないカフェを探している
などなど、狙っているキーワードが抽象的な分、検索意図も分散しがちです。
「新宿 カフェ」の検索結果を見て「もっと具体的に検索しないと欲しい情報が手に入らない」と気づき、関連キーワードを追加して検索し直す人もいるでしょう。
そのため、検索ボリュームが大きいからといって単一のキーワードで上位表示を狙うよりも、検索意図がわかりやすい関連キーワードを狙い、明確なニーズを持った検索ユーザーに対して価値提供できる記事を作り、確実に上位を取った方がアクセスも集まりやすかったりするわけです。
アクセスが集まれば検索エンジンからの評価も高くなる

検索エンジンからの評価を上げる方法としては
- 被リンクを増やす(他のサイトに紹介してもらえる
- 権威性を証明する(資格などがわかりやすい)
といった考え方が昔から有名ですが、
個人がサイト立ち上げ時期にできることは、まずは「アクセス数が伸びれば評価をあげる」という戦略が王道中の王道です。
「ドメインを強化するために、とにかく記事数を増やそう!」と考えて記事更新に励むのも良い方法ですが、アクセスの集まらない記事をどれだけ増やしても非効率です(間違った努力)。
それよりかは確実に少しずつでもアクセスの集まりやすい記事を書いていき、評価を高くしていく方法がいいでしょう。
しかし、アクセスが伸びたとしても、ユーザーの求める記事を書けていない等の理由で、離脱率が上がったりサイト内への滞在時間が短くなると、SEOにおける評価は落ちてしまうので注意が必要です。
単一キーワード・2語キーワードで上位表示取るには?

とは言っても、なるべく少ないキーワードで上位表示は取りたいものですよね。だって検索需要が大きい市場にはなりますので。
でも、関連キーワードでより明確になった記事は抽象度が高い少ないキーワードでも上位表示を取れることになります。
- 「新宿 カフェ おしゃれ 南口」 上位表示が取れる
- 「新宿 カフェ おしゃれ」でも上位表示が取れる
- 「新宿 カフェ」でも上位表示が取れる
という流れで、サイトが評価されるようになれば徐々に単一キーワードでも上位表示とれるようになります。
しかしながら、いつでも抽象度の高いキーワードは、検索者の意図を満たしているわけではありません。
検索エンジンも賢いので、その時々のトレンドや表示されているサイトを見て頻繁に上位ページをコロコロと変えていますので、そこに一喜一憂しないようにしましょう。
基本的に個人のサイトは「特定の検索者の特定のニーズに対応する記事」を書くことに特化していきましょう。そして、もし抽象度の高いキーワードについては、まとめ記事を書いて特化したページを何個も内部リンクで繋げてあげるといった戦略をとることをオススメします。
まとめ
今回は関連キーワードをうまく使って、サイト立ち上げ初期段階でも上位表示をとる・アクセスを集める戦略を紹介していきました。
「そもそも関連キーワードが思いつかない」
なんて人は、ラッコキーワード(旧関連キーワード取得ツール)を覗いてみて、どんなキーワードが関連キーワードとして検索されているのか参考にしてみてください。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。