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ストーリーテリングをわかりやすく解説!発信のコツや見つけ方も

・自分が取り扱っている商品・サービスをアピールしたい

・自分のスキルを世の中の人に広めていきたい

 

最近はこう言った悩みをいただくことが多くなりました。

副業元年から現在に至るまで、

「フリーランス」「個人事業主」

といった、組織に属せず個々人で仕事をする働き方が世間にも知れ渡ってきて、主流になっていると感じます。

 

今回は、「自分自身の価値を高める一番簡単な方法」であるストーリーテリングについて書き綴ってみました。

そもそもなぜストーリーが大事なのか

 

「商品を売るためにはストーリーが大事だよ!」

 

これを読んでいるあなたももしかしたら聞いたことがあるかもしれません。

 

でもなんで商品を売るためにストーリーが大事なのか深く考えたことありますか?

ストーリーがなぜ大事なのか、3つのポイントを紹介しながら解説していきます。

機能的価値の先には待っているのあ「価格競争」

コモディティ化

機能的価値・・・その商品やサービスの機能面品質面において、顧客に提供できる価値

 

感覚としては、「この商品・サービスは便利だ!」と思う価値です。

 

例えば、「すきやの牛丼」を例に挙げてみましょう。

 

すきやの牛丼の機能的価値といえば、

  • おいしい
  • やすい
  • はやい

この機能的価値を求めることで、

お客さんを満足させることはできますが、

長期的にみて「コモディティ化」が起こります。

 

コモディティ化とは、

高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下し、一般的な商品になることを指します。

 

そのまま先ほどの例を挙げると、

 

すきやの牛丼の

  • おいしい
  • やすい
  • はやい

に対して、「吉野家」「松屋」「なか卯」などが

さらに機能的価値を求めてきた場合、すきやの価値が一般的・平均的価値に下がることです。

(実際に起きてきていますが・・)

コモディティ化が起きてしまうと、「低価格競争」

という料金だけで購入するかどうか判断せざるを得ない状態となります。

 

でも、こんな牛丼屋があったらどうでしょうか?

お昼の休憩時間、忙しいのは男性サラリーマンだけじゃないのに・・

私がOL時代に感じていたことでした。

・安くておいしい牛丼がたべたい!

・早く提供してくれる牛丼を食べて、残りの時間を優雅に過ごしたい

そんな当時の悩みを解決するために1コイン牛丼店をオープンしました。

食材も徹底的に健康を考えた食材を厳選し、午後にも仕事が集中できるよう

「食」を通してで働く女性を応援します。

どうでしょうか?

同じ牛丼でも、「ストーリー交じり」の牛丼の方に惹かれませんか?

 

しかも、すきや・吉野家の牛丼1杯よりも高い、1コイン=500円で売ることができそうです。

 

人は、機能的価値だけでなく、ストーリーを通した

「感情的価値」の方が価値が高いと感じるようになっています。

 

もっと言えば、「機能的価値があって当たり前だよね!」という状態がどの業界にも良い意味で蔓延しています。

機能的価値を求めた先には「価格競争」という争いに交じってしまうので、ストーリーが必ず必要となるでしょう。

個人としての絶対的ブランドが築ける

個人 ブランディング

商品・サービス、そして自分自身にストーリーが宿る場合、絶対的ブランドが築けるようになります。

 

面白いことに人は、他社の「機能的価値」を盗んでも、

「あれはパクリだ!!」とはなりませんが、

ストーリーを盗んでしまうと、

「あれはパクリだ!」ってなります。

 

つまり、

「ストーリーが宿る商品」=「真似できない絶対的ブランド」

ということにもなります。

 

ストーリーのない商品・サービスを世の中に生み出しても、後出しじゃんけんみたく、誰かにパクられて価値をさげてしまう・下げられてしまうことがあります。

先程例に挙げたストーリー

お昼の休憩時間、忙しいのは男性サラリーマンだけじゃないのに・・

私がOL時代に感じていたことでした。

安くておいしい牛丼がたべたい!

早く提供してくれる牛丼を食べて、残りの時間を優雅に過ごしたい

そんな当時の悩みを解決するために1コイン牛丼店をオープンしました。

食材も徹底的に健康を考えた食材を厳選し、午後にも仕事が集中できるよう

「食」を通してで働く女性を応援します。

赤字=機能的価値の部分はパクることができても、

青のマーカーの部分は提供者が実際に感じた感情であり、ストーリーなので、パクることはできません。

 

共感してくれる「圧倒的ファン」がつく

熱狂的ファン 作り方

ブランド化された商品・サービス、そして個人には、

そのストーリーに共感してくれる「圧倒的ファン」つきます。

ブランド化されたものにファンがついていき、そんなファンが作り上げた確固たるブランドが更に構築されます。

 

例えば、先ほどの牛丼のストーリーだと、

「日中営業などで時間に追われて、サクッと牛丼を食べたいOLの人」

に共感されるストーリーですよね。

 

そのストーリーに共感した人が、

「牛丼をたべるなら、すきやでも吉野家でもない。ここだ!」

という風に圧倒的ファンになります。

 

圧倒的ファンが増えることで、競合他社が現れてもファンが離れようとしません。

売りたい人に売りたいものを売れ、そしてクレーマーと呼ばれる悪質なお客さんも排除することができます。

ストーリーの作り方と発信するコツ

 

「ストーリーが大事なのはわかったけど、そのストーリーをどうやって作りだせばよいかわからない」

そんな次なる悩みをいただくこともあります。

ここではストーリーの作り方をそのストーリーを発信するためのコツを紹介します。

 

ストーリーの作り方・見つけ方

ストーリー 作り方

僕が実際にどのようにストーリーを作っていくのか紹介しておくと

「無意識に非日常体験を求め、意識的にストーリーのネタになるものをみつける」

 

これはとある芸人さんも同じことを言っていました。

芸人という職業は、コント・漫才などを準備して披露するネタから、

突発的に話ができるフリートークネタも一緒にストックしています

 

このフリートークのネタを集めるのは、普段の生活から、意識的に

これをフリートークで面白おかしくしゃべるにはどうしたらよいかな」

と考えているそうです。

 

僕もこれを参考にして、

「ファンが作れるストーリーをどのように文章で伝えようかなぁ」

なんて思いながら生活をしています。

 

そして、普段会社員をしながら同じルーティーンで生活をしているので、なかなかそのストーリーを生み出すことが難しいので、

僕は敢えて非日常を体験できるようにしています。

例えば、

  • 週末旅行
  • 行ったことのないお店に一人で入る
  • 民宿・ホテルに泊まって同じ宿泊者と話す

などなどです。

非日常を体験することで、ストーリーが生まれやすく、気づきやすいこともあります。

後は、気づいたことや感情が動いたことがあれば、必ずメモをするようにしています。

 

突然ですが、あなたは初デートの時の感情を今でもおぼえていますか?

僕ははっきりいって覚えていません!

人は当時の感情も忘れる生き物だからです。

 

なので、その時々の感情を僕は常にメモや自分の声を録音したりして残しています。

(録音はオススメですが、自分の当時の感情を聞くと物凄く恥ずかしいです)

このブログも僕の時々の感情を残す意味で書くときもあります。

ストーリーを発信するコツ

ストーリー 発信の仕方

人をストーリーには、発信の仕方・コツがあります。

ただ単に、その日にあった出来事を見たままに発信しても

「え?それの何が面白いの?」

となります。

なので、人を惹きつけるためのコツを紹介します。

 

事実よりも感情ベースで書く

感情ベースで書く

小学生の夏休みの宿題に日記を書くことがあったと思います。

この時の影響からか、僕たちはストーリーを描くときに

「事実ベース」で物語るクセが身についています。

 

ただ、これは読み手にとってはあまり面白いものではありません。

 

朝7時におきて、近くの公園に行き、

〇〇君と一緒にラジオ体操をしました。

ラジオ体操が終わり、そのまま虫取りにいき、

お昼は〇〇君の家で冷やしソーメンを食べました。

 

小学生の日常を事実ベースに書いた風の日記です。

でも、これを感情ベースで書くとこうなります。

 

「コケコッコー!!」

ニワトリの鳴き声と同時に、シャキッ!っと目が覚めました。

飛び出すように家をでて、日課であるラジオ体操へ。

今日も来ていた〇〇君と隣同士で体操して、

体が元気になった勢いそのままに、

がーーーーっ!!と自転車を漕いで学校の裏山へ。

そこで茶色の光沢と長い角がかっこいいカブトムシ探しに夢中になりすぎて、

あっという間に12時になっていました。

真夏の暑い日差しから扇風機の効いた〇〇君の家へいき、

キンキンに冷えた冷やしソーメンを箸で取り合いながらお腹いっぱいに食べました!

 

二つは同じ内容ですが、

「感情」を織り交ぜるだけでその瞬間瞬間の映像が浮かんできます。

ストーリーで人に共感させるには、その「感情」をうまく描写させ、相手の頭の中に映像を浮かばせましょう。

Before・Afterを意識する

ビフォーアフター

まとめ