思考

就職したくないから起業するのはどうなの?両方の立場から物申す

就職したくないから起業したい

大学4年生の時に僕が常々思っていた考えでした。

でも実際に2021年現在の僕は、しっかりと会社員をしています。。苦笑

もしこれを読んでいるあなたが

  • 就職が怖いから起業したいけどどうすれば良いのだろう?
  • 「起業」って響きがかっこいいから挑戦してみたい
  • とにかく社畜になるのはまっぴらごめんだ!

なんて思っているのであれば、今回の記事をじっくりと読み進めてみてください。

就職したくないから起業するのは賢明な選択なのか?

就職したくない 起業

働き方が見直されているこの時代に、

「起業」「フリーランス」「個人事業主」

といった、いわゆる会社員とは真逆の働き方を指す言葉が身近になりました。

 

僕が就職を経験している2017年3月時点でそう言った言葉がありましたから

「就職したくないから起業したい」

なんて気持ちをかなり強く持っていましたが、この考え方が

めちゃくちゃ危険です!

ということをこれから話します。

 

ただし、

「起業なんてそんな甘くない!!」

「とりあえず3年は会社員を勤めておけ!」

なんて頑固親父みたいなことは言いませんのでご安心を。

「就職したくないから起業」が危険な理由

就職したくない 起業 危険

早速結論ですが、僕にとって

「就職したくないから起業する」という選択はかなり危険だと思います。

その理由を今から一つ一つ述べて行きます。

自分がどんな立場だろうとお客様にとって関係ない

例えば、あなたがコーヒーを売る人だとしましょう。

あなたが会社員の一人としてコーヒーを売ろうが、

起業してオーナーとしてコーヒーを売ろうが、

お客様にとっては全く関係ないことです。

 

あなたの立場が変わったからといって、コーヒーの売り上げが変わるのはほとんどあり得なくて、むしろ、「あなた自身の人柄・性格」が売り上げの要素になることが多いです。

 

「就職したくない」という後ろ向きの気持ちで起業したとしても、自分のビジネスに少なからず影響があります。

 

もっと厳しいことを言えば、

「自分の好きなことを仕事にしています!!」

というのもあまりお客様にとっては関係ないことです。

なので、後ろ向きな理由で、なおかつ特にやりたいことが明確でない場合、確実に給料がもらうために就職した方がいいのかなぁと個人的に思います。

クレジットやローン(融資)が通りにくい

ここからはより現実の話をしてみます。

就職せず、起業するということは、

「名もなき個人として活動していく」

ということになります。

 

特に世間の信用残高が貯まっていない状態なので、

クレカや銀行からの融資、ローンが通りにくいというデメリットもあります。

 

これは結構痛手であり、こういったお金の支援を受けられないのは

起業する基盤で補助が受けられる、自分の資金のみでスタートしなければなりません。

 

僕の考えとして、いずれ起業したいという気持ちであれば、

とりあえず信頼がある会社に就職してクレジットカードなどを作っておいてやめた方がいいのかなぁと思います。

年末調整・確定申告など全て自分でやらなければならない

就職せずにはじめから起業をする人に多い悩みが、

「年末調整って何?」

「確定申告って何?」

と言った悩みが出てきます。

僕自身、どのような手続きをしているのか、確定申告以外はわかりません。

 

こういった面倒な書類の手続きは全て会社の総務部などが行ってくれるのが会社員としてのメリットだと思います。

 

でもこれをメリット思えるのは、起業を経験した人しか思わないことで、普通の会社員だと「あ、また総務からなんか大事な書類がきたな」くらいにしか思いません笑

 

この辺りの書類関係や1年間を通してどんな手続きが必要なのかを把握するのもいいのかなぁと思います。

一定の給料が入らない・保証されない

最後に、大事なお金のことを話します。

会社員の最大のメリットは、

会社が潰れない限り一定額の給料が保証されている

ということです。

起業する人にとってはあり得ない安心制度です!

 

でも、それがデメリットになることもあって、

良くも悪くも一定額の給料であり、給料を増やすことはできないです。

僕は会社員としての給料は3年目で手取り18万〜20万程度ですが、それを2倍に増やすためには、10年の歳月が必要となります。

 

起業すれば頑張り次第で、倍の月40万なんてこともあり得ますが、翌月10万になることもあります。

 

色々と理由を並べてみましたが、

「就職したくないから起業したいけど、何をすれば良いかわからない・・」

という段階であれば、僕の考えとしては

就職してお金をもらいながら、社会の仕組みを学びながら起業の準備を進めるのが一番リスクが低い選択肢だと思います。

「起業したい」という気持ちを持つことが一番大事

就職したくない 起業

ここまでは、

就職することが善、起業は悪だ!

みたいな感じで書き綴りましたが、僕の考えは

「社畜にならず、起業しようよ!!」

というのが僕の考えです。

 

会社員ってどうしても自分の理想の働き方ができない立場にいるので、いくら憧れの企業に入社できたとしても、必ずと言っていいほど不安・不満が出てきます。

 

そう言ったマインドを払拭できるのは起業しかないのかなぁと思っています。

 

リスクなく起業するタイミングとして、

  • 半年間は無収入でも生きていけるくらいの貯金がある
  • やりたいことが明確で、お金を稼ぐためにやるべきことも明確
  • 半年後には生活できるレベルのお金を稼ぐ道のりが見えている

これらの条件が満たしているのであれば、

「部長、2ヶ月後には仕事辞めますわ!」

「先生、私就職しないで起業します」

なんて言ってもいいと思います。

まとめ

就職したくないから起業するのはどうなのかという疑問に対して、僕なりの考えを述べてみました。

会社員であり、自分のスキルでお金を稼ぐ両方の立場からこの疑問に対してアプローチしてみましたが、僕以外の人は、

「いや、速攻で起業すべきだよ!」

なんていうかもしれません。

でも、おそらく全員が全員共通の認識として持っているのは、

就職したくないという後ろ向きの気持ちで起業に走ってもうまくいかないよ!

ということだと思います。

もしこれを読んでいるあなたが、少しでも起業に対して真剣に向き合えて、

自分の理想の働き方が実現できることを願っています!