ブログを書く上で実は最も重要だと言えるのが冒頭文・導入文(リード文とも言います)。
この冒頭文次第で、読者は
- 「この記事読もうかな」
- 「この記事には私が求めている答えがあるかな」
なんて考えるからです。
でも実際に導入文についてこだわっているブログはほとんどみられません。
もしこれを読んでいるあなたが、
- 導入文で何を書けばよいかわからない
- 導入文を書く際のポイントや注意点が知りたい
- 読者を惹きつける導入文を書きたい
と思っているはずなので、
今回の記事では、
読者を離脱させず、検索エンジンからも評価される導入文のポイントをまとめてみました。
目次
そもそも導入文・冒頭文とは?重要な3つの理由
導入文とは記事の最初に書かれている冒頭の文のことです。
僕の中の定義は、
「タイトルから最初の見出しまでの文」
としています。
例えば、この記事の導入文は、
ここのこと。
検索者にとっても、Googleにとっても、
この導入文にしっかりこだわっているブログが
「価値のあるブログ」とみなされやすいです。
なぜ「価値のあるブログ」とみなされるのか?
その理由は主に3つあります。
- 読者は導入文をみて読むか読まないかを決めているため
- Googleも「導入文」を重視しているため
- ブログの収益性に直結しやすいため
一つ一つ詳しくみていきます。
読者は導入文をみて読むか読まないかを決めているため
記事を読む人=読者は、基本的に
「導入文しか読まない」
と思ってもいいでしょう。
webライティングの法則にある「not read」(読者は文章を読まない)とも言えます。
でも、多くの読者は冒頭文だけはちゃんと読んでくれる可能性が高く、
導入文次第では
「あ、この記事もっと読んでみよう」
と思うのです。
「この記事を最後まで読むべき理由」をしっかりと示したり、
「このコンテンツは最後まで真剣に読んだ方が良さそうだな」
と思ってもらうことができれば、読了率を上げることが可能となります。
逆にそこで読まれなくなっていまうと、
直帰=すぐページを離れる
につながってしまい、記事の評価が下がり、検索順位が下落する要因になってしまいます。
最後までちゃんと記事を読んでもらえたり、内部リンクで別の記事に飛んでもらえたりすると、記事の評価も上がる可能性が高くなります。
Googleも「導入文」を重視しているため
先述しましたが、
直帰率が低い記事=ブログの評価が高い
とGoogleはみなしています。
「記事の最初の方は比較的読まれやすい」
ということにも関わってきますが、
検索エンジンは記事の序盤に書かれている文章を評価しやすいことになります。
上位表示を狙ったキーワードを導入文に適切に入れることでSEOの評価が上がり、検索順位の向上も期待できます。
ブログの収益性に直結しやすいため
良い導入文を書くことで、ブログが評価され、自分の書いた記事が上位表示されやすいという結果になります。
これはつまり、ブログの収益に直結してきます。
記事を最後まで真剣に読んでもらえるようになれば、
- 広告からの収益が発生する
- 集客に繋がりメルマガ読者が増やせる
- 売りたい商品が売りやすくなる
などなど、好影響をもたらしてくれることは想像できますよね。
つまり、ブログで収益を上げたかったら、良いリード文を書くことが必要と言えます。
ではその「価値のあるブログ」の導入文を書く際のポイントをまとめてみます。
導入文・冒頭文の役割と5つのポイント
導入文には「ブログの価値」を決める大切な要素があるということを伝えました。
もう少し掘り下げて、
ブログの価値を決める導入文の役割について書いていきます。
導入文の役割
・読者に「あなたのための記事だよ」と感じてもらうこと
・導入文を読んだだけで記事の内容が想像できるということ
この2つが導入文の役割だと思っています。
読者は基本的に自分が抱いている
「気になる点・疑問点を解決させたい」
という気持ちから、記事を読もうとしています。
そして、
記事の内容がある程度はわかるような文章を書き
「この記事、もう少し読み進めてみたい」
そう思ってもらうのが、導入文の役割です。
では、その導入文の役割を果たすために大事な5つのポイントがこちら!
- 読者の共感を得る
- ターゲットを明確にする
- 実績やブランディング(トレンドブログだと不要)
- この記事を読むべき理由
- 記事の結論・要約
詳しく解説していきます。
読者の共感を得る
読者は何か解決したい疑問や悩みがあるなど、検索する理由があって検索し、僕らが書いた記事に辿り着きます。
そういう検索者に対して、
- こういう悩みを持っていませんか?
- こういうことが気になりますよね?
- ここが疑問に思っていませんか?
といったように、
読者の疑問や悩みを代弁したり、問題提起をしてあげます。
そうすることで、読者にとっては
「あ、そうそう!だから検索したんだよ!」
と共感を得て、記事を読み進めてくれます。
検索する理由=検索意図
というのをしっかり読み取って、この共感を得れば一気にあなたの書いた記事に親近感や信頼を持って読み進めてくれるでしょう。
ターゲットを明確にする
先ほどの「読者の共感を得る」と被りますが。
この記事はどんなターゲットに向けられたものなのかも、最初にしっかりと明示するようにしましょう。
読者は無意識に
「この記事は自分のために書かれたものなのかどうか」を判別しようとします。
たくさんの人に読んでもらいたいという気持ちも大事ですが、
万人に向けられた記事を書いたところで、
「誰にも響かない記事」
になりがちなので、
ターゲットをしっかり絞り、その人の悩みや疑問点に対応した記事なんだということを書いてあげましょう。
書き手の実績やブランディング(トレンドブログだと不要)
「なぜ自分がこの記事を書くのか」
という理由もしっかりと示すことができれば、
「あ、この人が書いた記事を読みたい!」
と思わせることができます。
例えば、
- 30年間、教育現場に立ち続けた元英語教員が教えるのTOEICのコツ
- 3年間、塾のアルバイトを通して学んだTOEICのコツ
どっちが説得力あるかと言えば、圧倒的に「前者」ですよね?
検索者もGoogleも
「この人に権威はあるのか?」
というのをみています。
特に
- 医療系
- 美容系
- 筋トレ系
- 金融系
などなど、専門知識を有していない人がこう言ったジャンルの記事を書いたとしても
Googleは上位表示をさせてくれません。
(いわゆるYMYL系)
決して嘘をついてはいけませんし、鼻につくような自慢は逆効果になりますが
「自分がこのテーマを扱う理由」はちゃんと明確にしてあげるといいですね。
YMYLはYour Money or Your Life の頭文字を取った略称で、お金や健康などのジャンルを示すGoogleの検索品質評価ガイドラインに登場する言葉です。お金や健康などに関する情報は、人の生活や人生に大きく影響するジャンルのため、Googleはコンテンツの評価基準を厳格にし、より検索結果の品質を高めようとしています。
※トレンドブログであれば、そこまでの権威性は求められません。
(ただし、適当なことは書いてはいけません。)
この記事を読むべき理由
これは一言で「ベネフィット」のことです。
- この記事を読むと、どれだけ得をするか。
- この記事を読まないと、どれだけ損をするか。
このどちらかの切り口で(あるいは両方セットで)、読者がこの記事を読むべき理由を示すことができます。
注意点として、
過度な表現やタイトルと実際の内容に違いがある場合は、読者からの信頼を失ってしまいます。
そうならない範囲で「読者にどんな価値を提供できるか」を具体的に示すようにしましょう。
記事の結論・要約
ここは特に大事です。
PREP法というノウハウがあるように
- Point=結論
- Reason=理由
- Example=例
- Point=結論
この順番で書いてあげると、読者もスムーズに読み進めてくれます。
トレンドブログの場合、この手法はなかなか応用することはできませんが、
ASPなので商品やサービスを売りたいとなると、この手法はかなり有効的ですので今のうちから身につけておきましょう!
まとめ
今回の記事をまとめると、
導入文が大事な理由は主に3つ
- 読者は導入文をみて読むか読まないかを決めているため
- Googleも「導入文」を重視しているため
- ブログの収益性に直結しやすいため
そして、その導入文の役割(書くべきポイント)というのは2つあります
- 「あなたのための記事だよ」と読者に感じてもらうこと
- 導入文を読んだだけで記事の内容が想像できるということ
この2つの役割を果たすための5つのポイントが
- 読者の共感を得る
- 「あなたのための記事だよ」と思わせる ←ターゲットを明確にする
- 実績やブランディング(トレンドブログだと不要)
- この記事を読むべき理由
- 記事の結論・要約
是非効果的な導入文を書いて、読者にとってもGoogleにとっても
「価値あるブログ」と思われるようにしていきましょう!