「ダンスイベントがあるから見にきて!!」
彼女が出場するダンスイベントに誘われたので行ってきました。
名古屋では有名な?Pinedaysというイベント。
行く前の正直な気持ちをいうと一言で「怖い」
でも、結論「めちゃくちゃ色んなもの学べて帰ってきた!!」
その日一日の流れに沿って話させていただきます。
目次
ダンスイベントに行きたくなかったし怖かった
彼女に誘われたものの、正直行きたくないのが本音でした。
それにはある2つの理由があったからです。
「ダンサーはチャラい」という先入観

そもそもダンサーという人間に僕はあまりいい印象を持っていませんでした。
というのも僕が持っていたダンサーのイメージって
- 身丈に合わないぶかぶかの服装がチャラい
- 鏡があれば場所を占領して音楽を流しながら踊り出す(許可を取っているのかは不明)
- 大学のダンスサークルがヤ◯サーだった
色々理由を挙げると彼女を始め、ダンサーの人に怒られそうな気もしますが。
まぁでも以外にもYahoo知恵袋を覗いてみても


少なくとも僕だけがチャラいというイメージを持っている訳ではないようです。
そんなチャラそうな人らに全くダンスを知らない人がイベント行くことによって
めちゃくちゃいじられるんじゃないか、居場所はないんじゃないか
などの心配していました。
チケット代が2500円

一つ目の理由が行きたくない気持ちの大半を占めていました。
であれば、行きたくないイベントにわざわざお金を払う意義すら見出せません。
それでも彼女が出るということで前売りチケット2500円を彼女に払いました。
でもお金を払った後に彼女が
「でもダンス興味がない人にとってはあまり魅力を感じないかも・・・」
彼女にとってみれば、謙遜のつもりで言ったのかもしれませんが、
お金を払った側からしたらそんな不安要素をぶち込んでくるなということ。
物でもサービスでもお金を払った後に
「実はこれ◯◯が訳ありで・・・」
とか言われると
「じゃあそのお金返して」
と言いたくなりますよね。
でもこれも私に今後商売をやる上では非常に勉強になった点です。
「こういう売り方をしてはいけないなぁ」ということ。
他にも、実際に会場に行って知ったことですが、チケット代とは別にワンドリンクオーダー制(1杯500円〜)。
これもお金を払う側としては、3000円(ドリンク代込み)の方が同じ3000円払うにしてもお得感があります。
まぁ話は少し逸れましたが、
- ダンサーに対していいイメージがない
- チケット買った後に不安要素が残った
という点で僕は当日会場に行くことすらためらっていました。
会場に向かいながら友人との電話
重い足を一歩、一歩と会場に向かいながら僕は友人を電話をしていました。
内容はもちろん、「イベントに行くのが怖い・・・」
人ってどうにもならない感情って誰かに共感してほしい生き物なんだなぁってその時改めて思いました。
その会話の中で僕は吹っ切れて
何か面白い話を拾ってくるわ
と言って後にしました。
ここでいう面白い話とは、笑いが出るようなお話ではなく、「面白い視点でイベントを見るということ」
このように宣言したことによって僕はこのイベントに参加する以上、ただでは帰れないと思っていたのです。
会場に入った瞬間から裏切られた

会場について恐る恐る建物に入っていくと、受付の人がいました。
意外にも?受付の人はチャラそうな雰囲気もなく、むしろしっかりしている印象。
人間第一印象で9割決まると言われてますが、終わってみればこの受付の人の印象がよかったからイベントを楽しめたと思ってます。
さて、舞台に入る前に500円ワンドリンク制なのでウーロン茶を購入しました。
定価をある程度知っているから、やはり500円でドリンクを購入するのはやはり損した気がしかしません。
2500円(イベント代)+500円(ドリンク代)という売り方より
3000円(ワンドリンク込み)の売り方の方がやはり嬉しい。
もっと言えば、会場着くまではワンドリンク込みであることを隠すような売り方だとサプライズ感があって良い。
では、肝心のダンスについて。
まずはダンスを見に来ている人を見てみると、ダンサーよりも、むしろ僕みたいな一見ダンス素人に見えるの方が多かったです。
恐らく保護者が4割近くいたという印象。
ダンスが始まって気づいたのだが、今子供にダンスをさせている家庭が多いのだとか。
義務教育でもダンスが必修化されたということで、その影響もあるかもしれません。
会場に入って全てのダンスを見終えるまで約3時間。
ダンスを素人的目線で言えば
「こんな動きできるなんてすごいなぁ」
「みんなの動きが合っていて綺麗だ!」
みたいな感想しか述べられませんが、違った目線で私はダンスを見ていたので、そこから感じたものを言語化していきたいと思います。
“百聞は一見に如かず”というライブ感

基本的に僕は人の話よりも自分の目で確かめる派の人間です。
趣味の一つとして高校野球観戦をしているのですが、
テレビで見る<圧倒的に球場で試合を見る
テレビで表現するのに限界なその場の雰囲気や臨場感がそこには絶対あるからです。
今回ダンスもそうですが、画面に映ったダンス動画を見ても
「へぇすごいなぁ・・・」
くらいしか思いませんし、素人ならなおさらそう。
じゃあ今回ダンスイベントを見に行って感じたその”ライブ感”とは
- 響き渡る音楽
- 踊っているダンサーたちの迫力
- その会場を巻き込む空気感
言葉にし難い何かを吸収できたのも実際に現場にいったからだと思います。
(でもクラブのような場所はライブ感ではなくただの騒音でしか聞こえません・・・)
もう一つ、”ライブ感”ということで面白かったのが
ダンサーが失敗した時もわかる
動きを揃えて踊るダンスって誰かが周囲の動きから外れるとすごく目立ちます。
それと”ライブ感”にどのような繋がりがあるのかというと
例えば、CDで聴く音楽は歌手が何回も収録して100%の出来のものを形としています。
でもライブって音を外したり、歌詞を間違えたりしても”撮り直し”ができません。
「作られた完成」よりも「完成された実力」の方が人は感情が動くのかなぁと思った時間でした。
(収録で滑った芸人よりも生放送で「放送事故」レベルで滑った芸人の方が面白いよねって話)
ダンサーが作り出す”世界感”

これに関しては素人の僕が言うほどのものではないとわかっていながらも書かせていただきます。
僕がダンスを見ていて感情を動かされた瞬間というのは
音楽の世界観をダンサーが表現し、それがマッチしていた時
僕も普段から音楽を聞いているのですが、その歌詞を聞いて自分の頭の中で情景を思い浮かべながら
「この歌詞いいなぁ」
って感動して完結しています。
インプットした音楽を自分だけで再現している感覚です。
でも、ダンサーっていうのは僕の勝手な予想ですが、
音楽を聴いて音楽を合ったダンスを創作しているかと思います。
それが絶妙にマッチした時に
「あ、俺今この人に心を支配されている」
そんな感覚に陥ったのです。
逆に言えば、
どんなにダンスが上手くてもその音楽を体現できていなければ心は動かされなかったです。
学ぶ姿勢さえ持てば人は誰からも学べるよね

結果、ダンスイベントに終始心を動かされながらも僕が一番伝えたいこと。
「学ぶ姿勢さえ持てば人は誰からも学べるよね」
僕が「ダンサーはチャラい」「自己主張の塊」といった先入観を持ち続けながらこのダンスイベントに参加しても
「ダンスの魅力って結局なんなん?」
みたいな批判的な感想しか出てこなかったと思います。
ダンスイベントに参加する前に友達に
「俺の知らない世界に飛び込んできて何か面白い話探してくるわ」
といったことによって僕はダンサーから何かを得ないといけない姿勢になっていたと思います。
学生の時も
「この先生はバカだ」「この授業はつまらない」
と思った時点で学ぶべきものを取りこぼす恐れがあります。
つまらない授業だとしても
「なんでこの授業はつまらないのだろう?」
「こうすればつまらなく感じるのではないか?」
と目の前に起きている出来事を少しでも真摯に受け止めて学ぶ姿勢さえ持っていればなんでも学べると思います。
この記事があなたにとって役に立てば幸いです。
追伸
この記事を書いているとあるカフェの空間。
隣に座っているサラリーマンがずっと咳をしていました。
「風邪引いているならマスクしろよ」
と気分悪くしながらも、
「あ、風邪引いているときにマスクしないと周りが不快な思いをするんだ!」
とそのサラリーマンから学びました。