あまりドラマを見ない僕ですが、会社の先輩のオススメもあって、
「半沢直樹2」を見ています。
「東京中央銀行」と「東京セントラル証券」という親子会社の関係が、
僕の所属している会社の構成に似ていたから非常に親近感を持ち
そして、先日半沢直樹2の第4話を見たのですが、
あまりにも仕事を行う上での本質が詰まりに詰まった内容だったので、アウトプットしてみたいと思います。
半沢直樹2の第4話で出てきた名言
ネットでも話題になっていましたが、
役員会議の前夜、大和田常務に会いに行く前に東京中央銀行前の通りで部下の森山に言ったシーンです。
半沢:戦うとき敵がいつも正面にいるとは限らない。気が付いたら戦いが始まってる時だってある。だがな、一番厄介なのは敵が自分自身の時だ。大丈夫だ、信念さえ持っていれば問題ない。
森山:信念ですか。
半沢:そうだ。組織や世の中はこういうものだという強い思いだ。剣道でいえば、自分の型になるのかな。
森山:てことは部長は持っているんですね。
半沢:簡単なことだけどな。
森山:せっかくなんで聞かせてもらえませんか。
半沢:いいだろう。三つある。
- 一つ、正しいことを正しいと言えること。
- 一つ、組織の常識と世間の常識が一致していること。
- 一つ、ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されること。
森山:当たり前のことに聞こえますけど、なんか奥が深いですね。
半沢:当たり前だよ。その当たり前が今の組織は出来ていない。
だから誰かが戦うんだ。 森山:原因は何なんでしょうか。
半沢:さっきお前が言ってたじゃないか。
森山:えっ?
半沢:自分の為だけに仕事をしているからだ。仕事は客の為にするもんだ。ひいては世の中の為にする。その大原則を忘れたとき、
人は自分の為だけに仕事をするようになる。 自分の為にした仕事は、内向きで、卑屈で、醜く歪んでくる。
伊佐山や三笠や大和田みたいな連中が増えれば当然組織は腐ってく
る。 組織が腐れば世の中も腐る。
森山、これからお前はいろんな相手と戦うことになるだろう。
だがな、最初の敵はいつも自分自身だ、勝敗は時の運だが、
決して自分の構えを崩すな。 いつまでも鋭い太刀筋の森山でいてくれ。これは俺の願いだ。
そしてもう一つ、伊佐山と三笠を倒し、
勝ち組負け組という言葉がある。
私はこの言葉が大嫌いだ。
だが、私が銀行からここに赴任した時によく耳にした。銀行は勝ち組、俺たち子会社の社員は、
プロパーの社員は負け組だとな。 それを聞いてもちろん反発する者もいたが、
大半は自分はそうだと認めてた。だが今はどうだ、 君たちは大銀行が総力を挙げても成しえなかったことを成し遂げた 。負け組だと思っていた君たちがだ。 大企業にいるからいい仕事が出来るわけじゃない。どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドを持って、日々奮闘し、
達成感を得ている人のことを、 本当の勝ち組と言うんじゃないかと俺は思う。 ここは若い会社だ。君たちは40代から20代、
大半は就職氷河期で苦労をした人間だ。そうした時代を招いた馬鹿げたバブルは自分たちの為だけに仕事を した連中が顧客不在のマネーゲームを繰り広げ、 世の中を腐らせて出来た。その被害を被った君たちは俺たちの世代とはまた違う見方で組織や 社会を見てるはずだ。 そんな君たちは十年後、社会の真の担い手になる。君たちの戦いはこの世界をきっとより良くしてくれるはずだ。どうかこれからは、胸を張って、プライドを持って、
お客様の為に働いてほしい。たとえ相手が銀行でも遠慮することは無い、君たち世代の逆襲を、 いや、君たちの倍返しを、私は心から期待している。
半沢直樹2の第4話の感想・考察
物語の感想というより、
「あ、これは仕事を行う上でかなり大事な姿勢だよな」
っていう感想ということを予めお知らせします。
半沢と森山の会話編
戦うとき敵がいつも正面にいるとは限らない。気が付いたら戦いが始まってる時だってある。だがな、一番厄介なのは敵が自分自身の時だ。
敵が自分自身でいるときというのは、
- いかなる手段をとってでも給料をあげたい
- 出世するために上司に媚を売る
- 同じ給料なら仕事は極力少なくしたい
といった感じでしょうか。
2020年現在、僕も会社員3年目ですが、
意識しないと入社の時よりモチベーションが下がっていることがあ
その時、既に「敵は自分にあり」ですよね。
自分自身が敵にならないように常日頃意識しないといけません。
そんな半沢は、こう言いました。
自分の為だけに仕事をしているからだ。仕事は客の為にするもんだ。ひいては世の中の為にする。その大原則を忘れたとき、
人は自分の為だけに仕事をするようになる。自分の為にした仕事は、内向きで、卑屈で、醜く歪んでくる。
僕も常日頃から意識していること。半沢が言うところの「型」であるが、
- 会社のため、給料のためでなく、
自分の市場価値をあげるために仕事をする - 自分の市場価値は、会社の給料や評価が決めることではなく、
お客様や世の中が決める
これは会社員Miyaとしても、
そして半沢の信念の一つ、
組織の常識と世間の常識が一致していること。
これに関してはかなり奥深いですね。
どういう意味があるのか、
僕は半沢が言ったことを踏まえると、
「正論よりも正義よりも理不尽が勝つ」
そんな会社や世の中が多い気もします。
特にそれは会社という組織に入って見える景色だと実感しています
その風潮に洗脳されず、「自分の型」
祝賀会のスピーチ編
銀行は勝ち組、俺たち子会社の社員は、
プロパーの社員は負け組だとな。
僕も現在の会社はとある大企業の子会社として働いています。
グループの新入社員懇親会でも
親会社の社員から見下されているような目で見られましたし、
東大、早慶上智、旧帝大卒の人らの元で
子会社として働いている自分は「負け組」と思っていました。
ただ、僕の中でも飛躍があり、
「大企業に勤めたからエリート」「有名大卒だから勝ち組だ」
みたいな考えがなくなりました。
それこそ半沢が言った、
どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドを持って、日々奮闘し、
達成感を得ている人のことを、 本当の勝ち組と言うんじゃないかと俺は思う。
これが本当に共感しましたし、心に改めてグサッと刺さりました。
ここでの本質、それは
「どこで働くかではなく、どう働くか」
それは、半沢が森山との会話でいった、
「仕事は客の為にするもんだ。ひいては世の中の為にする。
その言葉に本質が集約されているような気がします。
まとめ
長くなりましたが、半沢直樹2 の第4話の感想を述べました。
自分の仕事の型を見直すいいきっかけにもなりましたし、
なんのために働いているのか、考えさせられる回になりましたね。
僕が常日頃意識していること、
- 会社のため、給料のためでなく、
自分の市場価値をあげるために仕事をする - 自分の市場価値は、会社の給料や評価が決めることではなく、
お客様や世の中が決める
最後に、お客様のためだからと言って、
「ちょっとしんどいな」
「これは自分のやりたいことではないな」
と思った時のために逃げ道を作っておいてください。
苦しい時こそ、逃げるのが一番いい方法だと思いますよ。
ではでは、最後までご覧いただき有難うございました。