特化ブログを作りたいけどお金を稼ぐための具体的イメージが湧かない
特化ブログにおけるキャッシュポイントは1番大事と言っても過言ではありません。
せっかく時間をかけて作った特化ブログが全然稼いでくれないとなると残酷なことにその特化ブログは「失敗」ということになります。
特化ブログに挑戦したいけどなるべく失敗するリスクを抑えたいと考えているそこのあなたのために、今回の記事では、
- 特化ブログにおける一番大事なキャッシュポイントの考え方
- キャッシュポイントを取りこぼさないキーワード選定法
この2つを詳しく解説していきたいと思います。
目次
特化ブログで稼ぐために一番大事なキャッシュポイント
今回のテーマであるキャッシュポイントというのは、すなわち
特化ブログの中の収入源
ということになります。
扱うジャンルによって稼げる相場は大体決まっているのですが、どのジャンルを扱うにしても、200記事入れたら継続的に月3万円を稼ぐブログを目安にキャッシュポイントを考えていきましょう。
※一部、大量に記事入れすることによってを稼ぐ雑記型「特化ブログ」もあります。
1.アドセンスで稼ぐ
初心者でも稼ぎやすいのがGoogleアドセンス
ブログを書いて、そのブログに広告を貼って、読者がその広告をクリックするだけで収益が発生する仕組みとなっています。
アドセンスで稼ぐための方程式が
クリック単価 × クリック率 × ブログへのアクセス数
となっております。
アドセンスのみで月3万円を稼ぐのであれば、
- クリック単価 約10〜30円
- クリック率 1%(100PVあれば1回クリックされる計算)
- アクセス数 3000PV/日 以上
クリック単価は扱うジャンル(表示される広告)によって単価が違います。表示される広告はこちらで操作はできませんが、取り扱う特化ブログのジャンルによってはある程度決まった広告が表示されるようになります。
高単価広告のジャンル
金融・投資・保険・美容・転職など
クリック単価やクリック率は僕たちでは操作することができない定数なので、アクセスを集める変数を高められるように意識する必要があります。
200記事で1日3000PVを集めるとしたら、1記事平均15PVを集められるように意識しましょう。
2.ASPで稼ぐ
ASPはアドセンスと違って、成果報酬型で稼ぐことができるキャッシュポイントです。
有名なところで言えば、
- A8net
- afB
- アクセストレード
- もしもアフィリエイト
- バリューコマース
- リンクA
などなどがあります。
広告単価は高いですが、その広告をクリックさせるだけでなく、商品・サービスの購入にまで繋げないと報酬は得られないので少し難易度が高い方法になります。
またアドセンスの広告と違って、自分で好きな広告を選んでブログに掲載できるので特化ブログとの相性は抜群に良いです。
そして、稼ぎ続ける特化ブログのジャンルには決まって高単価案件があるにも関わらずライバルが少ないということが挙げられます。
また、あなたが月どれくらい稼ぎたいかによって、狙うべき単価相場を理解しておくことも大事です。
▼稼ぎたい額と単価のバランス▼
月3万円以上 | 単価500円前後 |
月10万円以上 | 単価3,000円前後 |
月30万円以上 | 単価5,000円前後 |
月100万円以上 | 単価8,000円前後 |
もちろん、これはあくまで目安の話であり、ブログ全体で200記事を入れることを仮定した時の数値です。
僕の考えとしては、アドセンスだけで月3万円を稼ぎ切り、ASPで追加分を稼ぐという形がいいですね。
(ほとんどあり得ないですが、ASPが1件も売れなかったという最悪な状況を想定しながらどのように月3万円を稼ぐのかということを考えた方がいいです!)
3.純広告で稼ぐ
クリック報酬型や成果報酬型以外にも、「純広告」という手法でブログの収益化を図ることができます。
アドセンスで言えばGoogleが、ASPで言えば、各広告代理店が「広告主」と言われる企業さんから広告費をもらって、僕らアフィリエイターに提供しています。
純広告は広告主とアフィリエイターの直接交渉によって収益化することができます。
例えば以下の画像を見てください。
赤枠で囲われている「ドライバーで飛ばして」というキャッチコピーは、広告主さんがYahooに対して、広告費用を払うことでYahooのトップページの右上に広告を載せることができています。
この種の掲載の収益モデルは、クリック型でも、成果報酬型でもない、
「純粋な広告掲載型」と言ってもいいです。
このような広告のメリットは
- 自分で広告主さんと交渉して費用を決めることができる(月額1万円とか)
- 掲載するだけで安定して収入がもらえる
ということが挙げられます。
しかしながら、最高難易度と言っても過言ではないこの収益モデルは
- 広告主さんとの交渉術や営業力が問われる
- ある程度ブログが育たないと掲載することが難しい(短期で稼ぐことができない)
- 広告主の候補が見つからない
といった難点もあります。
ただ、トレンドブログでは収益化できないモデルをこの特化ブログでは可能にすることができるという点ではかなり面白みのあるモデルだと僕は思います。
純広告を得るためには、web関連とは疎遠ではあるが興味を持っている企業が前向きに検討することが考えられます。ブログが強くなると、企業の方から広告を載せて欲しいと言ったメールも来ます。
▼純広告を取っているブログの例
キャッシュポイントを取りこぼさないためのキーワード選定法
これから作る特化ブログのキャッシュポイントを取りこぼさず確実に収益に繋げるためには、きちんとしたキーワード選定が必要となってきます。
なんの根拠もなくキーワード選定をしていると、収益にも繋がらなければ時間すら無駄にすることがあるので、ここでは特化ブログならではのキーワード選定を学んでいきましょう。
検索意図を理解する4つのクエリ
さて、実際にキーワード選定を行う前にまずは検索意図を理解する4つのクエリについて紹介していきます。
これから紹介する4つのクエリを理解することによって、より深いキーワード選定につなげることができます。
Doクエリ
検索者の「〜したい」という検索意図が含まれたクエリになります。
やりたいことや方法についての説明、必要な道具や材料はなにか、またコツや注意事項を提示することでユーザーの検索意図は満たされます。
検索者は既に「〜したい」という欲求があるため、商品・サービスを比較的簡単に売ることができます。
例)「DIY 道具 おすすめ」「プログラミング 必要ソフト」
Buyクエリ
検索者の「〜を買いたい」という検索意図が含まれたクエリです。
「買いたい」という欲求が検索キーワードから現れているので、商品・サービスが一番売れやすく、常に狙っていきたいキーワードとなります。
ただし、売れるとわかっているキーワードでもあるので、ライバルがひしめきあう市場であることにも注意が必要です。
例)「”美容品名” 購入方法」「”化粧品名” 最安値」
Knowクエリ
検索者の「〜を知りたい」という検索意図が含まれたクエリになります。
ユーザーが知りたいことについての意味や定義、仕組み、事実、歴史などを的確に説明するコンテンツが求められます。
そのため間違った情報を与えないようにコンテンツの内容をよく見直し、ユーザーが求めている情報は何か、しっかり説明できているかに注意を払う必要があります。
まだまだ知りたいという状態なので、Doクエリ・Buyクエリと比べると商品・サービス購入につなげるのは難しいですが、「知りたい」という欲求はどのクエリ検索需要が多いです。
例:「副業 ブログ 稼げる?」「転職 20代 おすすめサイト」
Goクエリ
検索者の「〜に行きたい」という検索意図が含まれたクエリになります。
「〜へ行きたい」という欲求なので、検索キーワードには固有名詞だったり、とある地域名が入ることが多いです。
検索者の購入につなげるのは少し難しいクエリとなりますが、「Knowクエリ」の次に検索ボリュームが高いです。
例:「”居酒屋名” 口コミ」「新宿 カフェ wifi」
厳密に「このキーワードはこのクエリだ」という決まりはありません。どのクエリにも当てはまらないものもあれば、クエリが被ることもあります。
特化ブログにおけるキーワード選定
さて、4つのクエリを理解したところで早速キーワード選定について説明していきます。
特化ブログはとにかく「キャッシュポイントを確保できるかどうか」が重要になってきます。
そのキャッシュポイントを確保するためにもキーワード選定時にいくつか意識すべきポイントがあります。
そのポイントとは、
- その記事のキャッシュポイントはアドセンスかASPか考える
- アドセンスがキャッシュポイントとなる記事は月間検索Volを意識する
キーワード選定時に使うツールとして、
- ラッコキーワード(関連キーワードが取得できる)
- Googleキーワードプランナー(検索ボリュームが確認できる)
です。
例えば、コーヒーの特化ブログを作りたいと思った時にラッコキーワードで「コーヒー」と検索すると、以下のようなサジェストキーワードが出てきます。
このあたりのサジェストキーワードを参考にしてどういった記事を入れていくべきか計画していきましょう。
その時にまず意識することは、
- その記事のキャッシュポイントはアドセンスかASPか考える
例えば、「コーヒー豆 賞味期限」というキーワードを狙った記事を書くとしましょう。
この記事だとキャッシュポイントはアドセンスかASPどちらになると思いますか?
「コーヒー豆 賞味期限」はおそらく「コーヒー豆の平均的な賞味期限を知りたい」というKnowクエリに近いので、商品をこの記事内で紹介してもなかなか売ることは難しいでしょう(アプローチの仕方によってはできなくもありませんが・・)
ASPでは売ることが難しいとなると、キャッシュポイントはアドセンスとなります。
その次に意識することが、
- アドセンスがキャッシュポイントとなる記事は月間検索Volを意識する
実際に、Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調べたところ1000〜1万あることがわかりました。
アドセンスがキャッシュポイントになる場合、検索ボリュームは最低でも500くらいは欲しいところ。
「コーヒー豆 賞味期限」で1000〜1万あるので、もう1語、2語サジェストキーワードを足しても良いくらいの検索ボリュームになります。
一方でASPがキャッシュポイントとなる記事はもう少しボリュームが少なくても問題ありません。
ASPがキャッシュポイントとなる記事=検索キーワードがBuy・Doクエリ
となることが多いからです。
Buy・DoクエリはKnowクエリと違って、検索ボリュームは少ないですが商品・サービスの成約率は高くなります。
ASPの単価にもよりますが、
月間で1、2件売れる記事を複数個作るそんなイメージで特化ブログを運営していきましょう。
商品・サービス購入に直結しやすい・成約しやすいBuyクエリ・Doクエリにはちょっとした特徴があります。
それは、
商品名・サービス名などの固有名詞がそのまま検索ワードとして使われている
ということが多いです。
例えば、
- コーヒーメーカー バリュミューダ
- コーヒーミル カリタ
などなど。
検索ワードに固有名詞が使われている場合の検索意図には、
「◯◯社の商品が気になっていて、購入を検討している」
ということがわかります。
自分が取り扱いたいジャンルにどれだけのBuy・Doクエリがあるかが稼げるジャンルの見極めポイントでもありますので、キーワード選定時には必ずチェックするようにしましょう。
狙うキーワードのライバルチェック
最後に、キーワード選定で自分が書く記事のキーワードを決めたらライバルチェックをする必要があります。
いくら需要がある市場を選んでも、いくら商品・サービスが成約できそうな市場を選んでもライバル次第では全く上位表示に食い込めないことも全然あります。
そこでライバルチェックをする際のいくつかのポイントを紹介します。
- ライバルサイトの運営者は誰か
- サイト全体の記事数や専門性
- サイト全体の質
この3つは最低でも注意してみるようにしましょう。
まず、特化ブログでのライバルサイトで一番脅威となるのが企業が運営しているかどうかです。
狙いたいキーワードで実際に検索してみて、企業が運営しているサイトが上位を占めているのであれば、そこの市場は個人ブログでは入り込めません。
また個人ブログでも、最近は「中古ドメイン」を利用した手強いサイトもいるのでその辺りも確認しておきましょう。
狙える市場の判断基準は
- ライバルサイトが不在
- 単一記事では現上位サイトよりも質の良い記事が書ける
- 現上位サイトのサイト全体の専門性が低い
キーワード選定だけでは「この市場おいしい!」なんて判断することは難しいのでキーワード選定・ライバルチェックはセットでやるようにしてください。
まとめ
今回は特化ブログにおけるキャッシュポイントの考え方とキーワード選定について紹介していきました。
キャッシュポイントを考えずに特化ブログを運営するのはギャンブルと同じ行為であり、ほとんどのケースで失敗してしまいます。
またキャッシュポイントだけを考えても、そもそもその市場が個人でも参入できる市場なのか判断しないといけません。
そこでキーワード選定とライバルチェックをきちんと行いながら、より確実にキャッシュポイントを掴められるようにしていきましょう。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。