今回は株式会社識学の社長である安藤広大さんが書いた『とにかく仕組み化』の要約を書いてみたいと思います。
ただ、要約を書いても面白くはないので、トレンドブログに本書の内容を落とし込むとしたらどうなるのか?をテーマにまとめてみました。
ブログの外注化・仕組み化を考えている人にとってもかなり参考になる内容になっているので読み進めてみてくださいね。
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目次
『とにかく仕組み化』で大事だと思った3つのポイント
自分の時間を増やすために外注化に取り組んだのに、逆に忙しくなっているんですよね
そのような声をたくさんいただきますが、僕が外注化を取り入れていく上でとても参考にしているのが今回紹介している『とにかく仕組み化』です。
早速結論から述べると、ぼうが本書で大事なポイントだと思ったもの3つ挙げるとすると
- 人を責めるのではなく仕組みを責める
- 性弱説を前提に仕組みを作る・見直す
- 属人化を防ぐ
それぞれ解説していきます。
人を責めるのではなく仕組みを責める
外注化をうまくできない人によくある相談が
「外注さんが指示通りに動いてくれないんです」
と言うこと。
つまり、人に原因があるのではないかと考えます。
”人”に原因があると考えてしまうと、「あの人は優秀であの人は優秀ではない」という評価してしまうますが、本当の原因は「一定以上のクオリティを生み出せる仕組みができてない」ということなのです。
ブログに置き換えて考えてみましょう。
記事の外注をお願いする際の指示を3パターンに分けて考えてみました。
- おすすめの電子書籍を何個か取り上げて記事を書いてください
- 「電子書籍 おすすめ」というキーワードを狙った記事を書きたいのであなたのおすすめ電子書籍を書いてください
- 「電子書籍 おすすめ」というキーワードを狙った記事構成を渡すのでこれで記事を書いてください。この記事構成の中におすすめしてほしい電子書籍も記載しています
①の指示の仕方は③に比べるとかなり抽象的ですよね。
①の指示の仕方だと、外注さんによって
・おすすめの電子書籍の数がばらつく
・記事のタイトルもわからない
・記事構成もSEO対策もバラバラ
ということになりかねません。
それこそ、「人の経験値」によってクオリティが変わってきます。
つまり仕組み化とは、
「具体的な行動が記されている指南書」
みたいなもので、100人いたら90人以上が同じ行動をとるようなマニュアルと理解してもいいでしょう。
ちなみに
「100人いたら90人以上が同じ行動」と書くと、
「残り10人未満の人が違う行動取ることに問題はないんですか?」
と質問が飛んできそうです。
そのことについて、
ある一定数の人はマニュアル通りにできない人もいます。
理由はさまざまですが、僕が外注をしてきての経験上、
「このようなやり方は納得できない」「自分のやり方でやらせてくれ」
とやり方自体を否定する人、自己流にこだわる人がいるからです。
僕はこの人たちを否定するわけではないですが、自分のやり方をみんなにもやってほしいですが、今回のテーマである「仕組み化」を目的とするのであれば、自分が作った仕組みの見直しに活用することはしても、個々のやり方に依存するので一定のクオリティが担保できなくなります。
性弱説を前提に仕組みを作る・見直す
「性善説」「性悪説」という言葉をもしかしたら聞いたことがあるかもしれません。
「生まれた瞬間から◯◯という状態」という意味で、
「性弱説」は「人は生まれた瞬間から弱い」という説です。
「人は”楽をして”生きるもの」という考え方で、その考えを前提に仕組みを作ろうというのが本書のポイントの一つだと思います。
人間は楽をして生きる生物であり、面倒くさいことを先延ばしにしてしまう傾向があるのでそれを防ぐために仕組みを作る・見直すことが必要です。
先程の「おすすめの電子書籍を何個か取り上げて記事を書いてください」という曖昧な指示を出せば、その「性弱説」に基づいて、人は100%のクオリティを求めず、「記事を納品すること」だけが目的となって楽な方向で作業するかもしれません。
だからこそ、その「性弱説」を前提にして楽な方向に逃げないような仕組みを作ることが大切です。
属人化を防ぐ
属人化とは、その人にしかできない業務が存在してしまう状態を指します。
仕組みができていない組織は属人化を発生してしまうと本書では指しているのですが、それの何がいけないのか?
たとえば、ある人の書いた記事がとてもクオリティが高いけど、その人が辞めてしまってブログ全体の売り上げが下がってしまうと「その人のクオリティに依存=属人化」という状況になってしまいます。
それを防ぐためにも、まずはその人が書く記事のクオリティを分析し、仕組み化し、他の外注さんが書いても同じクオリティを担保できる仕組みを作らないといけません。
「外注さんによって納品される記事のクオリティが違う」
というのは、いわゆる外注ガチャであり、属人化されていることになるので、
外注ガチャを防ぐためにも僕らは仕組みを作らないといけないです。
トレンドブログにおける仕組み化
ここまでの話を聞いて、ブログにおける仕組み化の理論はなんとなく理解できたかと思います。
ここからはもう少し具体的な話をしていきます。
特化ブログで外注化を取り組んでいる人はいても、トレンドブログで外注化に取り組んでいる人はほんの一握りでしょう。
なぜトレンドブログだと一気に外注化に取り組む人が少なくなるのか。
それは、速報系のネタを外注化しようとしているからではないでしょうか?
トレンドブログの記事の種類をもう少し紐解いていきましょう。
1.トレンドブログの記事を分類
トレンドブログの記事をあなたは分類したことがありますか?
あまり意識せずにブログを書いているととてももったいないです。
色々な分類の仕方があると思うのですが、僕なりに分類してみましたので以下の表をご覧ください。
<div class=”concept-box6″><p>速報系のネタは、大谷翔平選手の結婚報道を例に出しています。</p></div>
用語の説明と定義すると、
- ロングレンジ=半年以上、継続的に検索される
- ミドルレンジ=1〜3ヶ月は継続的に検索される
- ショートレンジ=1週間程度の短期的にしか検索されない
- 速報系=ニュースが出た直後のホットな話題・ネタ
- 未来予測系=1ヶ月以上先に話題になりそうなネタ
- 安定系=1年通してふと思った時に話題になるネタ
ここまで記事の種類を分類してみたら、次は外注との相性が良い記事・条件を見ていきます。
2.外注との相性がいい記事を分析
早速、記事の種類に合わせて外注の条件をマッチさせていきましょう。
外注さんを募集する際の条件項目を
- 外注さんの稼働時間(生活スタイル)
- 外注さん連絡頻度・返信速度
- 発注してからの納期
という観点から僕なりに以下の表のようにまとめてみました。
速報系 | 未来予測系 | 安定系 | |
ロングレンジ |
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ミドルレンジ |
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ショートレンジ |
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こんな感じで分けてみました。
外注さんの働き方や連絡頻度、返信速度など、細かなところまで落とし込まないと、外注さんに書いて欲しい記事と外注さんの稼働条件などが合わずに結局短期的な仕事の発注しかできなくなります。
求める条件と相手の条件に齟齬があった時点で、大きな連絡コストがかかってしまうのできちんと求める条件を整理整頓してみましょう。
3.条件に合わせて仕組みを作ってみる
最後に、僕の実体験からを通して、どういった仕組みを作ったらブログ全体が綺麗に運用されていくのかを紹介していきます。
外注化に取り組んでいる人から一番多く出る相談内容が、
「自分の時間を増やすために外注に取り組んだのに逆に自分の時間が増えません」
ということです。
僕自身もそのような壁にぶち当たった経験があるのでわかるのですが、ここで大事なのが
「どこに時間がかかっているのか」という原因をとことん追求することです。
外注に取り組み始めた人も、僕もおそらく以下の原因が挙げられると思います。
- 外注さんとの連絡のやり取りに時間が取られている
- 外注さんが納品してきた記事の添削・修正に時間が取られている
そこまでは分かっても、それ以上掘り下げる人はかなり少ないと思います。
僕の経験を例により具体的に原因を掘り下げてみると、
- 外注さんがWordpressの操作方法について連絡してくる
- 外注さんが画像選定(著作権の問題)について連絡してくる
- 外注さんが表の挿入や文字の装飾について連絡してくる
- 外注さんがどこから情報を収集した方がいいのか連絡してくる
- 外注さんが引用の仕方について連絡してくる
- 納品された記事の誤字脱字が多い
などなど、掘り下げたらたくさん出てきます。
記事のクオリティを担保するためには、人を責めるのではなく仕組みを責める・見直す必要があるので、僕は外注さんへチェックリストを渡すなどをして記事のクオリティを担保する仕組みを作成したりしました。
以下の画像もほんの一部ではあるのですが、よく聞かれることをマニュアル化して連絡コストを削減するように努めています。
まずは仕組みを作る、見直して、
それでもできない人は残念ながら切るようにして自分の時間が取られないようにしています。
これはあくまで暫定的な模範解答であって、僕自身も常に仕組みをアップロードして、より良い環境を作れるように努めているのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は株式会社識学の社長である安藤広大さんが書いた『とにかく仕組み化』をトレンドブログに落とし込みながら要約してみました。
ブログの外注に取り組んで、かえって時間やお金が奪われたりして悩んでいるのであれば、外注さんを責めるのではなく自身の仕組みを疑ってみてください。
僕は現役でトレンドブログを実践してきて思ったことは、
「昨年、一昨年、それ以前とトレンドブログの稼ぎ方が変化している」
ということです。
その変化に気づけず、これまでのやり方でブログを運営している、もしくは指導しているのはもったいないなぁなんて思ったりもします。
数値化を意識することは、行動の振り返りにも繋がることなので、手前味噌にはなるんですが、僕は何年も稼ぎ続けているのかなぁと思います。
具体的なノウハウとかブログの効果的な運営方法についてはメルマガでこっそり公開していますので、気になっているのであれば登録してみてください!
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。